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公共,倫理 2026年度 大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報

2026年01月18日 12:33更新

脳神経倫理に関わる問題が初めて出題された。

出題数・内容ともに大きな変化なし。「公共」分野から2問、「倫理」分野から4問。
【ズバリ的中】<本試験>第6問 問1 ⇒ <河合塾教材>大学受験科 完成シリーズ 公共,倫理(共通テスト対応) 第11講 第3問 問8

難易度

やや易化

倫理分野については、内容面では基本および標準的なものが中心で、昨年より取り組みやすいものとなった。

出題分量

大問数は6、小問数は32で昨年より小問が1問減少した。

出題傾向分析

倫理分野では、第3問は源流思想と西洋近現代思想、第4問は日本思想、第5問は感情の心理学と脳神経倫理、第6問は現代社会の諸課題に関する問題で、教科書を踏まえて各分野からバランスよく出題された。第5問のテーマは受験生にとって見慣れないものであったかもしれないが、問題自体は実験資料を読み取る思考力と基本的な知識をもとに解けるものであった。

2026年度フレーム(大問構成)

大問 分野 配点 マーク数
1 社会保障制度の現状と課題(公共) 12 4
2 文化や宗教についての探究(公共) 13 4
3 源流思想と西洋近現代思想(倫理)
28 9
4 日本思想(倫理) 15 5
5 感情の心理学と脳神経倫理(倫理) 16 5
6 現代社会の諸課題(倫理) 16 5
7
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 100 32

2025年度フレーム

大問 分野 配点 マーク数
1 男女共同参画社会をめぐる現状と課題(公共) 12 4
2 公共空間の持続的形成(公共) 13 4
3 源流思想と西洋思想(倫理) 28 9
4 日本思想(倫理) 15 5
5 認知の心理学(倫理) 16 6
6 現代社会の諸課題(倫理) 16 5
7
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 100 33

設問別分析

第1問

生徒が講演会に参加したという設定のもと、公助とロールズの格差原理、経済活動と税制、社会保障制度の財源、社会保障制度における再分配のあり方が取り上げられている。ほとんどの問題は、教科書の範囲内の標準的な学習で対処できるが、統計資料の読み取りに関する問3のような問題に対応するためには、資料の数値を読み取る能力を高めるよう普段の学習から意識しておくことが重要である。

第2問

生徒が文化や宗教について探究するという設定のもと、統計資料の読解問題や、思考力・判断力を試す問題、基本的な知識事項を問う問題が出題された。問1や問3のような問題に対応するためには教科書記述の内容理解が、問2のような統計資料の問題に対応するためには表やグラフといった資料を読み取る練習が、それぞれ重要となる。問3では最高裁判所の判例に関する問題が出題された。判例に関心をもつことが重要である。

第3問

悪をテーマにした会話をもとに、源流思想や西洋思想の分野から幅広く出題された。問2はスーフィズムに関する記述の正誤判断が難しかった。『ダンマパダ』と『維摩経』を用いた資料文問題であった問7は、単純な読み取りではなく、資料文が基づいている考え方を読み解く必要があり、やや難しかった。他の問題は基本的な知識を問うものが多く、全体的に取り組みやすいものであった。

第4問

「理」と「情」をテーマにした会話をもとに、日本思想の分野から幅広く出題された。荻生徂徠と坂口安吾を扱った資料文読解問題は比較的読み取りやすく、その他の知識問題も、森鷗外の「諦念」、源信の教え、和辻哲郎の風土比較論について基本的な知識を問うものであった。全体的に非常に取り組みやすく、高得点が狙えるものであった。

第5問

脳と外部機器との間で情報を直接やり取りするシステム(BMI/ブレイン・マシン・インターフェイス)についての会話をもとに、基本感情の種類、二要因理論の検証、AIの発展と異分野融合に関する「倫理的・法的・社会的課題(ELSI)」の現状、BMIの使用とQOL(生活の質)の関係、脳の情報の収集・活用について問われた。ほとんどの問題が受験生にとって馴染みのないテーマであったが、個別の知識を有しているかどうかを試すものではなく、与えられた条件をもとに思考力を働かせて解答することを要求している。

第6問

道路の拡張についての会話をもとに、リバタリアニズム(自由至上主義)、自然の搾取を批判する思想、気象・気候制御技術の影響、カーソンの思想と『沈黙の春』の内容説明、人間と自然との共生について出題された。いずれの問題も基本的な思想や事項を問うもので、受験生として比較的取り組みやすかったと思われる。

過去の平均点の推移

2025年度 59.74