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生物 2026年度 大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報

2026年01月18日 15:44更新

図や表の数が増加し、問題を解くために読み取らなければならない文章量は減少した。 

知識のみで解答できる問題の割合が減少し、文章の読解をそれほど必要としない考察問題が増加した。 

難易度

やや易化

読み取らなければならない文章量が減少し、図や表に示された情報に基づいて選択肢を検証するだけで解答できるような考察問題が増加した。また、選択肢が4~5個の設問が増加し、選択肢が6個以上の設問は減少した。正誤の判断に迷うような紛らわしい選択肢も少なかった。 

出題分量

大問数とマーク数は昨年と同じであった。問題のページ数は増加したが、図や表の数が大幅に増加し、ページの空白部分も多く、文章量は大きく減少した。

出題傾向分析

教科書の各分野から幅広いテーマで出題された。知識のみで解答できる問題の割合が減少し、考察問題の割合が増加した。大問中に複数の分野の設問を含む問題は減少し、昨年まであったA・Bで分けた問題もなくなった。過去に出題された問題と大きく異なるタイプの問題はなかった。

2026年度フレーム(大問構成)

大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 生物の進化
遺伝情報の発現と発生
20 5 人類進化
2 生命現象と物質 20 5
真核細胞の構造
3 遺伝情報の発現と発生 20 5 ショウジョウバエの発生
4 生物の環境応答 20 5 生物の環境応答
5 生態と環境 20 5 生態と環境
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 100 25

2025年度フレーム

大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 生物の環境応答
生物の進化
遺伝情報の発現と発生
18 5 味覚の多様性
2 生命現象と物質
遺伝情報の発現と発生
20 5 アミノ酸の役割と代謝
3 生態と環境 20 5 種の多様性と植物の物質生産
4 遺伝情報の発現と発生 18 4 両生類の胚発生
5 生物の環境応答 24 3||3 A イネの品種改良||B 重力屈性
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 100 25

設問別分析

第1問

人類進化を題材とした問題であり、遺伝子を扱う技術(制限酵素や電気泳動法)に関する知識を必要とする問題が含まれていた。問1は人類の進化に関する知識問題であった。問2~問4は、知識に基づいて与えられた文章や図を基に考察する問題であった。なお、問2(2)は遺伝子頻度に関する計算問題で、過去に何度か類似の問題が出題されている。

第2問

細胞内での小胞の輸送や精子の鞭毛の運動についての知識問題、考察問題であった。問2は実験条件Ⅰがモータータンパク質X、実験条件Ⅲがモータータンパク質Yによる輸送と考えて判断する。問3は除膜してもATPを加えれば屈曲が起こるので、屈曲運動には細胞膜は必要なく、ATPが必要であること、また、結束構造がモータータンパク質Yを介した滑り運動を鞭毛の屈曲運動に変換していると考える。

第3問

ショウジョウバエの発生を題材とした、母性因子と分節遺伝子の働きに関する実験考察問題であった。教科書にある知識として、タンパク質Bはビコイド、タンパク質Cはコーダルであると分かれば、実験の内容を比較的容易に理解することができたであろう。問1は、2023年度の本試験第5問の問1と同様の内容であった。 

第4問

生物の環境応答を題材とした問題であり、刺激の受容と反応に関する知識問題、植物ホルモンが胚軸の成長方向に及ぼす影響を実験結果から考察する問題、およびコウモリの超音波に対するガの回避行動に関する考察問題であった。問3では、音刺激の条件と音源までの距離に伴う行動割合の変化から、ガが音の強度の情報を利用していることを読み取り、さらに2種類の聴細胞の閾値の違いを踏まえて、音源までの距離による聴細胞の興奮パターンの違いを考察する必要があった。

第5問

人間活動と生態系に関する知識問題と、マングローブ植物特有の呼吸と窒素獲得の仕組みに関する考察問題であった。問2~4はいずれも新規の表やグラフに関して考察する問題であり、特に、問4(2)は複数のグラフのデータを組み合わせて考察する必要があった。

第6問


第7問


第8問


第9問


第10問


過去の平均点の推移

2025年度 52.21
2024年度 54.82
2023年度 48.46
2022年度 48.81
2021年度 72.64