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化学基礎 2026年度 大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報

2026年01月18日 15:09更新

基礎的な知識や理解を問う内容が中心で、表やグラフの読み取りが必要な計算問題も出題された。

基礎的な内容から思考力を要する計算問題までバランスよく出題されている。

難易度

やや易化

第1問、第2問を通じて基礎的な内容が出題されており、また、全体として計算量が減少したため、昨年より取り組みやすくなったと思われる。

出題分量

大問数2問、小問数16は昨年と同じであったが、1問で複数のマークが必要な問題がなくなったのでマーク数は3減った。計算量も昨年よりは減少しており、出題分量はやや減少した。

出題傾向分析

昨年同様、第1問は化学基礎の全範囲から小問集合の形式で基礎的な知識や理解を中心に問われた。第2問は肥料を題材とする総合問題であり、基礎的な内容が多角的に問われたことに加えて、計算問題では問題文やグラフを読み取り、解答を導く思考力が問われた。

2026年度フレーム(大問構成)

大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 物質の構成、物質の変化 30 10 イオンや原子の電子配置、同位体、物質量、酸化数、物質の性質、分子の極性、溶解度、蒸留の実験装置、弱酸の電離度、化学反応の量的関係
2 物質の構成、物質の変化 20 6 アルカリ土類金属の性質、酸や塩基の強弱、化学反応の量的関係と元素の含有率、塩の区別、酸化還元反応、物質量
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 50 16

2025年度フレーム

大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 物質の構成、物質の変化 30 10 原子の構造、物質の成分、元素の性質、化学結合、物質量、滴定曲線、酸と塩基の定義、酸化還元、化学反応と量的関係
2 物質の変化 20 9 化学反応式、酸素の性質、化学反応と量的関係、金属の性質
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 50 19

設問別分析

第1問

問1は、Al3+と異なる電子配置をもつイオンや原子を選択する問題であった。
問2は、同位体に関する正誤問題であり、取り組みやすい問題であった。
問3は、ケイ素原子と鉄原子が混合した試料中の鉄の質量パーセントを求める計算問題であった。
問4は、原子の酸化数を求める問題であった。
問5は、物質(塩化ナトリウム、ショ糖(スクロース)、硫酸バリウム)の水への溶解性、水溶液の電気伝導性を問う問題であった。硫酸バリウムが水に難溶であることが知識として問われている。
問6は、水、二酸化炭素、アンモニアの分子の極性の有無を問う問題であった。
問7は、硝酸カリウムの固体の水への溶解度に関する計算問題であった。
問8は、食塩水から水を蒸留する実験器具と操作に関する正誤問題であった。
問9は、弱酸のモル濃度とpHから電離度を求める計算問題であった。
問10は、一定量の塩酸と加えた炭酸カルシウムの質量とその結果をもとに塩酸の濃度の範囲を求める計算問題であった。

第2問

問1aは、カルシウムとマグネシウムに関する正誤問題であった。
問1bは、強酸、弱酸、強塩基、弱塩基の正しい組合せを選択する問題であり、取り組みやすかったであろう。
問2aは、リン酸水素二アンモニウム(NH4)2HPO4とリン酸二水素アンモニウム(NH4)H2PO4の混合物中の窒素NとリンPの含有率の変化を求める問題であり、NとPの原子の数に気をつけて考える必要がある。
問2bは、塩化カリウムと他の物質を区別する問題で、塩の水溶液の性質、炎色反応、元素の検出、酸化還元反応に関して総合的に問われている。塩化カリウム水溶液は中性、塩化アンモニウム水溶液は酸性を示すが、フェノールフタレインではともに無色となり区別ができないことから解答できる。
問3aは、酸化還元反応を選択する問題であった。
問3bは、グラフから試料中の窒素の質量を読み取り、石灰窒素中のCaCN2の含有率を求める計算問題であり、グラフの読み取り方について戸惑った受験生も多いと考えられる。

第3問


第4問


第5問


第6問


第7問


第8問


第9問


第10問


過去の平均点の推移

2025年度 27
2024年度 27.31
2023年度 29.42
2022年度 27.73
2021年度 24.65