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数学Ⅱ,数学B,数学C 2026年度 大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報

2026年01月18日 21:13更新

「指数関数・対数関数」が出題されなかった。
日常生活に関する内容が、「統計的な推測」以外では出題されなかった。

共通テスト本試験で「指数関数・対数関数」が出題されなかったのは初めてである。
また日常生活に関する内容が、「統計的な推測」以外の分野では、「指数関数・対数関数」「微分法・積分法」または「数列」の分野で出題されることが多かったが、今年は「統計的な推測」の分野のみで出題された。


難易度

昨年並み

方針が明確に示されており、計算量が少ないのも昨年と同様である。

出題分量

昨年と比べて、問題文の行数もページ数も増え、文章量は増えたが、設問の数はやや減少している。

出題傾向分析

「指数関数・対数関数」が出題されず、「図形と方程式」が出題された。昨年の本試験では出題されなかった「平面上の曲線」も出題された。第1問では「2円の交点を通る直線の方程式」、第2問では「三角関数の和と積の公式」、第5問の「二項分布」に関する公式など、有名な公式の証明が穴埋め形式で出題され、それをもとに設問に答えていく形式が多かった。第7問は複素数平面上の図形であるが、「平面上の曲線」との融合として出題されている。

2026年度フレーム(大問構成)

大問 分野 配点 テーマ
1 図形と方程式 15 2円の位置関係、領域
2 三角関数 15 和と積の公式、三角関数のグラフ、最大値
3 微分法・積分法 22 3次関数のグラフ、極値、面積
4 数列 16 階差数列、数列の和
5 統計的な推測 16 正規分布、母比率の検定
6 平面ベクトル 16 位置ベクトル、点の決定
7 平面上の曲線と複素数平面 16 極形式、軌跡、楕円
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 100

2025年度フレーム

大問 分野 配点 テーマ
1 三角関数 15 sinA=sinB の形の方程式を誘導に従って解く
2 対数関数 15 水草が水面を覆う面積、常用対数とその表
3 微分法・積分法 22 極大、極小、グラフ、積分、面積
4 数列 16 領域内の格子点の個数
5 統計的な推測 16 正規分布、二項分布、平均(期待値)、信頼区間、仮説検定(片側)
6 空間ベクトル 16 座標、内積を含む座標計算
7 複素数平面 16 垂直条件、軌跡
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 100

設問別分析

第1問

(1)与えられた円の方程式から中心と半径などを求める問題。
(2)絶対値記号を含む不等式の表す領域を求める問題。(i)(ii)が(iii)のヒントになっている。(ii)の考え方は、経験のない受験生にはやや難しいと思われる。
全体として計算量は多くない。図形と式の対応関係を正確につかもう。

第2問

三角関数の「和と積の公式」を用いて、与えられた関数の最大値を求める問題。
(1)「加法定理」から「和と積の公式」を証明する過程を問う問題。取り組みやすい。
(2)(1)の公式を用いて、与えられた関数の最大値を求める。丁寧な誘導がついている。
(3)与えられた関数の最大値を求める。(1)の公式を利用するが、経験がないと気が付きにくいと思われる。花子さんと太郎さんがこの関数のグラフをコンピュータを用いて表示させているが、問題を解くために直接利用する必要はない。

第3問

(1)(i)与えられた関数の導関数と、極値を求める問題。(ii)定数項によって変化するグラフを選択する。(iii)3次関数のグラフと直線で囲まれた図形の面積について考える。3次関数の積分計算が本試験で問われたのは初めてである。
(2)3次関数に対する微分係数や導関数の条件から、グラフを選ぶ問題。条件が増えていくにつれて、条件を満たすグラフが絞られていくところが目新しい。

第4問

(1)は簡単な数値計算や階差数列の公式を確認してそれを用いる問題である。
(2)は階差数列を利用して数列の和を求める問題であり、解き方が丁寧に誘導されている。
(3)は(2)の問題の設定を変えて難しくしてあり、(2)の「発想」に基づいてすべて自分で考える問題である。

第5問

(1)は正規分布に従う確率変数について、ある数以上の値をとる確率を求める問題。誘導が丁寧につけられており、この分野をしっかり学習していた受験生には解きやすいだろう。
(2)と(3)はともに母比率に関して仮説検定を行う問題。昨年の本試験に続いて「片側検定」である。(2)と(3)では、標本の大きさが異なる。誘導は丁寧であるが、ややレベルの高い内容であり、苦労した受験生が多かったと思われる。

第6問

平面ベクトルからの出題である。
正六角形の頂点を用いたベクトルを使って点Pの位置や存在領域を考える問題である。
始点の変更の誘導が丁寧についている。今年は内積計算が珍しく出題されていない。

第7問

複素数平面における軌跡の問題。
点zが円周上を動くとき、w=z+1/zを満たす点wの軌跡などを考える。
軌跡を求めるための誘導が丁寧についている。
求める軌跡は楕円であり、「平面上の曲線」の分野との融合になっている。
軌跡を求める手順をしっかり確認しておこう。

第8問


第9問


第10問


過去の平均点の推移

2025年度 51.56