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数学Ⅰ,数学A 2026年度 大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報

2026年01月18日 19:03更新

共通テストが始まって初!第1問[1]で集合と命題が単独出題

例年、第1問[1]は数と式からの出題であったが、今年度は集合と命題からの単独出題であり、戸惑った受験生もいただろう。

難易度

やや難化

集合と命題は、集合の定め方が読み取りにくく題意を把握しにくい。図形と計量と2次関数は抽象度が高い問題や考えさせる設問が散りばめられていたため、取り組みにくいと感じた受験生も多かったと思われる。一方で、数学Aは誘導が丁寧で取り組みやすかった。

出題分量

昨年度と比較すると、文章量、計算量ともにやや減少したため、全体的な出題分量はやや減少したが、一方で考えさせる問題が増えた印象である。

出題傾向分析

昨年度と同様に、誘導が丁寧につけられている問題が多く出題された。これに加え、共通テストが始まってから出題が目立つ「誘導がついた問題を解かせた後で、設定を少し変えて考えさせる問題」が、中問を含めた6題中3題で出題された。また、関数や図形が具体的でない抽象度の高い問題の出題も目立った。

2026年度フレーム(大問構成)

大問 分野 配点 テーマ
1 [1]集合と命題||[2]図形と計量 30 集合の要素、共通部分、補集合||四角形の面積、正弦定理
2 [1]2次関数||[2]データの分析 30 最大・最小、x軸との共有点||散布図、相関係数、四分位範囲、箱ひげ図、外れ値
3 図形の性質 20 空間図形、方べきの定理、メネラウスの定理、体積
4 場合の数と確率 20 リーグ戦の確率
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 100

2025年度フレーム

大問 分野 配点 テーマ
1 [1]数と式、集合と命題||[2]図形と計量 30 方程式、必要条件・十分条件||三角比の定義、正弦定理、余弦定理
2 [1]2次関数||[2]データの分析 30 噴水の水がえがく曲線、噴水の高さ||散布図、外れ値、分散、共分散、仮説検定
3 図形の性質 20 五面体、2平面の交線、方べきの定理
4 確率 20 期待値を用いた料金の妥当性の考察
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
合計 100

設問別分析

第1問

[1]全体集合Uとその部分集合A、Bについて、「AとBの共通部分」や「Bの補集合とAの共通部分」などについて考える問題であった。(1) は集合A、Bをすぐに書き出せるため平易な内容であるが、(2)はA、Bをすべて書き出していると大変である。特に(2)(ii)は共通部分からA、Bを考えなければならないため、要領よく取り組まないと時間がかかってしまう。<数学Iの第1問[2]と共通>
[2](1)では、向かい合う内角の和が180度である四角形の面積の表し方を考える。(2)では(1)の結果を利用して、円とその3本の接線によって作られる三角形の辺の長さの求め方を考察する。(1)は易しい内容であるが、その結果を(2)でどのように用いればよいのかがわからずに苦戦した受験生が多かっただろう。(2)は計算量もそれなりにあるため、得点に差がついたと思われる。<数学Iの第2問[2]と共通>

第2問

[1]2次関数の最大値と最小値について考察する問題であった。(1)は教科書の例題レベルの設問であったが、(2)は区間が制限された2次関数について、それがどこで最大値、最小値をとるかの条件が指定され、その条件を満たす関数を決定するというタイプの設問であり、慣れていない受験生には難しかったと思われる。(3)については計算はほとんどないものの指定されている条件が抽象的であり、わかりにくかった。手がつけられなかった受験生もいたと思われる。<数学Iの第3問[2]と共通>
[2]東京オリンピック男子1500m自由形の予選で計測されたタイムのデータに関する問題であった。散布図、箱ひげ図の読み取りや相関係数、四分位範囲、外れ値、分散について考察する問題が出題された。外れ値かどうかを判断する2つの値が与えられ、そこから第1四分位数と第3四分位数についての連立方程式を立てて四分位範囲を求める設問は共通テストにおいては目新しい。なお、昨年出題された仮説検定に関する設問は出題されなかった。<数学Iの第4問[1]と共通>

第3問

昨年に引き続き空間図形が題材で、二等辺三角形ABCを底面とし、指定された条件を満たす点Pを残りの頂点とする四面体の体積を比較する問題であった。(1)と(2)(i)は誘導が丁寧で、この分野の基本事項を正しく使えれば解きやすかっただろう。 (2)(ii)は誘導がないが、(i)の考え方を同じように使えたかどうかで差がついただろう。

第4問

A、B、Cの3人またはA、B、C、Dの4人でリーグ戦を行ったとき、Aが優勝する確率を求め比較する問題であった。Aが優勝する場合の勝ち負けのパターンが誘導として書かれており、問われている確率を一つ一つ求めていけばよい。(2)では4人のリーグ戦の勝ち負けのパターンを誘導に従って考えることになるが、そのための表が用意されているので、勝ち負けの場合を漏れなく調べ尽くせたかどうかで差がついただろう。

第5問


第6問


第7問


第8問


第9問


第10問


過去の平均点の推移

2025年度 53.51
2024年度 51.38
2023年度 55.65
2022年度 37.96
2021年度 57.68