生物基礎 [分析] 2025年度大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報
設問文や与えられた図表に基づいて考察する問題の数が増加し、平易な知識問題の数が減少した。
昨年は出題されなかった仮説検証型問題、計算問題、会話文に基づく問題が出題された。
【ズバリ的中】<本試験>第2問 問1 ⇒ <河合塾教材>2024年度 冬期講習 共通テスト傾向対策 生物基礎 第2講 第1問 問1
難易度
昨年並み
設問文や与えられた図表に基づいて考察する問題の数がやや増加し、平易な知識問題の数がやや減少した。また、仮説検証型問題と計算問題が1問ずつ出題された。
出題分量
教科書の3分野から大問が1題ずつ出題された。設問数は昨年と同じく16、マーク数は昨年より1増加して17であった。
出題傾向分析
生物の特徴、ヒトのからだの調節、生物の多様性と生態系の3分野から、バランス良く出題され、各大問がA・Bに分かれていた。設問文や図表に基づいて考察する問題の数が増加し、平易な知識問題の数が減少した。また、昨年は出題されなかった仮説検証型問題、計算問題、会話文に基づく問題が出題された。なお、第2問では免疫に関する問題が7年連続で出題された。
2025年度フレーム(大問構成)
大問 | 分野 | 配点 | マーク数 | テーマ |
1 | 生物の特徴 | 16 | 3 | A 細胞、細胞周期、翻訳 |
3 | B タンポポの再生、代謝 | |||
2 | ヒトのからだの調節 | 18 | 3 | A 心拍と呼吸の調節、神経系 |
3 | B 免疫 | |||
3 | 生物の多様性と生態系 | 16 | 3 | A 生態系 |
2 | B バイオーム | |||
合計 | 50 | 17 |
2024年度フレーム
大問 | 分野 | 配点 | マーク数 | テーマ |
1 | 生物と遺伝子 | 17 | 3 | A 細胞・ゲノムと遺伝子・形質転換 |
2 | B 細胞周期 | |||
2 | 生物の体内環境の維持 | 18 | 3 | A 血液・血液凝固・免疫 |
3 | B 腎臓 | |||
3 | 生物の多様性と生態系 | 15 | 3 | A 日本のバイオーム・湖沼生態系・植生の管理 |
2 | B 外来生物 | |||
合計 | 50 | 16 |
設問別分析
第1問
Aの問3では、DNAとmRNAの塩基数から、合成されるタンパク質のアミノ酸数を求める計算問題が出題された。Bでは、タンポポの根からの芽の再生が題材として扱われ、問5では、芽の再生に必要なエネルギーがどのように供給されるかを明らかにするための、仮説検証型の問題が出題された。
第2問
Aの問2では、運動に伴う心拍数と呼吸数の変化に関する考察問題が出題された。Bでは獲得免疫の仕組みが扱われ、問6では、異なる年齢層における予防接種の効果に関する考察問題が出題された。
第3問
Aの問2・問3では、生物の遺体(遺骸)の分解に関する問題が出題された。Bの問4では、アフリカからヨーロッパにかけて南北に引かれた線上に並ぶ、各バイオームの特徴を選択する問題が出題された。
24年度 | 23年度 | 22年度 | 21年度 | 20年度 |
31.6 | 24.7 | 23.9 | 29.2 | 32.1 |