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生物 [分析] 2022年度大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報

知識を要する考察問題の割合が増加した。

昨年(第1日程)と比較して、生物の知識を活用して考察するタイプの問題の割合が増加し、生物の知識を必要としない考察問題の割合が減少した。
【ズバリ的中】<本試験>第1問 問1⇒<河合塾教材>大学受験科 完成シリーズ 第5回共通テストマスタードリル 第3問 問4

難易度

難化

比較的難易度の高い考察問題が増加した。また、選択肢数の多い設問も増え、より正確な知識や高度な考察力が要求された。

出題分量

昨年(第1日程)と比較して、小問数とマーク数はほとんど変わらず、総選択肢数はやや増加したが、問題のページ数と図や表の数がやや減少したため、全体的な分量はあまり変わらなかった。

出題傾向分析

教科書の各分野から幅広いテーマで出題されたが、「生殖と発生」と「生物の環境応答」の分野からの出題が比較的多かった。また、大問中に複数分野の内容を含む問題も多かった。

2022年度フレーム(大問構成)

大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 生物の進化と系統 12 3 ヒトの進化
2 生態と環境
生命現象と物質
22 2 A 個体群
4 B 遺伝子組換え
3 生殖と発生 19 5 発生と遺伝子
4 生物の環境応答 12 4 動物の行動
5 総合問題 16 5 被子植物の生殖、動物の感覚と行動
6 生物の環境応答 19 5 植物の環境応答
合計 100 28  

2021年度フレーム

大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 生命現象と物質
生物の進化と系統
14 4 乳糖の消化
2 生態と環境 15 4 種間関係
3 生態と環境 12 3 生産構造図
4 生物の環境応答 13 4 動物の行動
5 生殖と発生
生物の環境応答
27 3 A 植物の発生
4 B 植物ホルモン
6 生殖と発生
生物の環境応答
19 2 A 動物の発生
3 B 動物の行動
合計 100 27  

設問別分析

第1問

ヒトの進化を題材にした知識問題と考察問題であった。問1はヒトが直立二足歩行に伴って獲得した特徴を問う知識問題、問2はアミノ酸配列の違いから適切な系統樹を選ぶ考察問題、問3は分子時計に関する計算問題と、実際に調べた値との違いが生じた原因を考える考察問題であった。

第2問

Aは植物の遺伝的な違いが種内競争にどのように影響するかを分析する考察問題であり、Bはトランスジェニック植物の作製に関する知識問題と考察問題であった。問2では、実験の結果が資料でみられた現象と一致することに基づいて解答を導き出す必要があった。

第3問

発生と遺伝子に関する知識問題と考察問題であった。問1はホックス(Hox)遺伝子に関する知識問題であり、問2〜5は発生と遺伝子に関する知識に基づいて、ニワトリの肢芽の分化に関する実験について考察する問題であった。問5は、仮説を検証するために行われた実験とその結果として適当でないものを選ぶ問題であり、科学的に探究する過程を重視した問題であった。

第4問

アリの道標フェロモンの役割に関する知識問題と考察問題であった。問2ではアリの通行量が増えると、さらにアリの通行量が増加することから「正のフィードバック」であると考える。問3ではフェロモンが同種間の情報伝達にはたらく物質であることから判断する。

第5問

複数の分野の内容を含む、総合的な問題であった。問1は被子植物の特徴に関する知識問題、問2は連鎖した遺伝子の遺伝に関する問題、問3は昆虫の視細胞における遺伝子の発現についての仮説を検証する実験に関する問題、問4は昆虫の光の受容に関する実験考察問題であった。問題文を正確に読み取って考察する力が要求されていた。

第6問

低温がイネに対して与える影響を題材とした知識問題と考察問題であった。問2と問3は、与えられた情報に基づいて、イネの花粉形成に対する低温の影響に関して考察する問題であった。また、問5は実験結果から考えられる仮説を検証するための追加実験として適当でないものを考察する問題であり、論理的な思考力が問われた。

過去の平均点の推移

21年度 20年度 19年度 18年度 17年度
72.6 57.6 62.9 61.4 69.0