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英語(リスニング) [分析] 2022年度大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報

出題傾向に大きな変化はない。第4問Aで昨年の第1日程と多少の変更が見られた。

第4問Aでは、昨年のグラフの問題ではなく、4つのイラストを時系列に並べる問題が出題され、数の聴き取りが姿を消した。

難易度

やや易化

昨年の第1日程と同様、音声は全体的に聴き取りやすく、語彙レベルと語数は昨年とほぼ同じで、全体的にはやや易しくなった。

出題分量

マーク数、配点は昨年の第1日程と同じ。読み上げられた英文の総語数は1,532語(昨年の第1日程は1,528語)、質問・選択肢の総語数は562語(昨年の第1日程では571語)とほぼ同じであった。

出題傾向分析

音声を正確に聴き取り、聴き取った情報を他の表現に言い換える力や、選択肢を素早く読み取り、情報を整理するスキルが求められた。これらに加え、図表やワークシートなどを正しく読み取り、聴き取った情報と重ね合わせて判断する力も求められた。

2022年度フレーム(大問構成)

大問 分野 配点 マーク数 読み上げ回数
1 A 短文発話内容一致問題 25 4 2
B 短文発話イラスト選択問題 3
2 対話文イラスト選択問題 16 4 2
3 対話文質問選択問題 18 6 1
4 A モノローグ型図表完成問題 12 8 1
B モノローグ型質問選択問題 1
5 モノローグ型長文ワークシート完成・選択問題 15 7 1
6 A 対話文質問選択問題 14 2 1
B 会話長文意見・図表選択問題 2
合計 100 37  

2021年度フレーム

大問 分野 配点 マーク数 読み上げ回数
1 A 短文発話内容一致問題 25 4 2
B 短文発話イラスト選択問題 3
2 対話文イラスト選択問題 16 4 2
3 対話文質問選択問題 18 6 1
4 A モノローグ型図表完成問題 12 8 1
B モノローグ型質問選択問題 1
5 モノローグ型長文ワークシート完成・選択問題 15 7 1
6 A 対話文質問選択問題 14 2 1
B 会話長文意見・図表選択問題 2
合計 100 37  

設問別分析

第1問

A:短い発話を聴き取り、発話内容と最もよく合っている選択肢を選ぶ問題。発話内容を1文で言い換えたり、1つの発話内容から状況を把握したり、状況を1文で要約したりすることで、聞こえてくる発話内容を把握する力が問われた。
B:短い発話を聴き取り、発話内容に最もよく合っている絵を選ぶ問題。音声を通して語いの正確な理解が問われており、発話内容の概要を把握する力が求められた。

第2問

短い対話とそれについての問いを聴き取り、その答えとして最も適切なものを選ぶ問題。場面の情報とイラストを参考にして、必要な情報を把握する力が問われた。それぞれの場面状況が日本語で記されている分、聴き取りにおける状況把握の負担が軽減されている。

第3問

短い対話を聴き取り、問いの答えとして最も適切な選択肢を選ぶ問題。日本語で書かれた対話の場面を参考に、印刷された英語の質問に対して、概要や要点を把握する力が問われた。

第4問

A:読み上げられる説明を聴き取り、イラストを時系列に並べたり、表の空所を埋めたりしていく問題。必要に応じてメモを取りながら聴き取る力が問われた。問22〜25では、「選択肢は2回以上使ってもかまいません」という指示文があり、実際に2回使う選択肢があった。
B:4人の説明を聴き取り、問いの答えとして最も適切な選択肢を選ぶ問題。複数の情報を聴き取り、その情報を比較検討しながら、取捨選択する力が問われた。

第5問

働き方についての講義を聴き取り、問いの答えとして最も適切な選択肢を選ぶ問題。講義の聴き取りにあたっては、ワークシートを活用して要点を把握する必要がある。また、講義で聴き取った内容とグラフから読み取れる情報を組み合わせて要点を把握する技能統合問題であった。問28〜31では、「選択肢は2回以上使ってもかまいません」という指示文があるが、2回以上使用する選択肢はなかった。

第6問

A:2人の対話を聴き取り、問いの答えとして最も適切な選択肢を選ぶ問題。対話全体から、話者の発話の要点を把握する力が問われた。
B:4人の会話を聴き取り、問いの答えとして最も適切な選択肢を選ぶ問題。それぞれの話者が賛成の立場か反対の立場かを判断する力と、考えの根拠となる図表を判断する力が問われた。

過去の平均点の推移

21年度 20年度 19年度 18年度 17年度
56.2 28.8 31.4 22.7 28.1