河合塾
2019年度大学入試センター試験 分析
【世界史B】

従来どおりの出題で大きな変化なし。

大学入学共通テストの試行調査でみられたような、会話文や資料を使った問題は出題されなかった。

難易度 やや難化
出題形式・内容とも従来どおりで、オーソドックスな正誤判定問題が多かったものの、一方では地図やグラフを使った問題では思考力を求められ、また受験生の見落としやすい部分からの出題があったことから、やや難化した。

出題分量
変化なし。

出題傾向分析
オーソドックスな4文正誤判定中心の問題で、2文の正誤の組み合わせ問題、地図やグラフを使った問題も出題された。時代的には、先史時代から第二次世界大戦後まで幅広く出題されているが、前近代と近現代を比べると前近代が多い。地図を使った問題は2問出題され、1問は従来どおりの地図上の2点と2つの地名の組み合わせ問題であったが、他の1問は、地図で示された領域を支配した王家と、その時代が何世紀であるかを問う問題で、新しい形式。グラフの問題は、リード文にヒントが示されていた。また、昨年出題されなかった時代順配列問題と波線問題が出題され、時代順配列問題は、第二次世界大戦後についてのみの問題であった。

 

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