河合塾
2019年度大学入試センター試験 分析
【日本史A】

バラエティに富んだテーマ設定や各種素材を使用した出題。

歌(合唱)・港湾や一般にはなじみの薄い人物の伝記がとりあげられるなど、意欲的なテーマがみられた。
昨年みられなかった図版を用いた設問が今年は出題された。一方、昨年みられた地図を用いた設問が今年は出題されなかった。また、歌詞を史料に用いた設問があった。
幕末からは、井伊直弼・安藤信正、およびハリス(日米修好通商条約)・開港場について出題された。

難易度 昨年並み
受験生の学習が及びにくい時代・分野からの出題が一部にみられ、史料も正確な読解が要求されているが、大半は基本事項からの出題で誤文の判断箇所も明確であった。

出題分量
大問数は5題、マーク数は32で、昨年同様だった。

出題傾向分析
第1問は、例年通り、会話文を用いた問題。
日本史Bとの共通問題も昨年と同じ。
時代では、明治時代が増加し、大正〜昭和戦前期が減少した。
分野では、政治が増加し、文化が減少した。
出題された最も古い時期はハリス、最も新しい時期はアジアNIES・世界の港湾に関する1994年の統計だった。

 

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