河合塾
2019年度大学入試センター試験 分析
【化学基礎】

実験に関する出題が増加した。

教科書の学習内容の理解を問う基本的な問題が中心であったが、教科書によっては記載のない実験、身のまわりの物質の用途も出題された。

難易度 昨年並み
実験や身のまわりの物質は学習不足の受験生が多かったと思われる。一方、正誤問題は4択が中心になり、計算問題は取り組みやすいものが多かったため、全体の難易度は昨年とあまり変わらない。

出題分量
大問2題、マーク数16は昨年と同じである。設問数は13と昨年より1問減少した。

出題傾向分析
昨年同様、教科書の全範囲から幅広く出題された。
知識問題では、基本的な知識の定着度が試された。計算問題では、教科書の問題で対応可能なレベルが中心であった。実験の安全、気体の精製、分離など、例年以上に実験が重視された。また、例年通り、身のまわりの物質に関する出題は続いている。なお、正誤問題では4択の問題が増加し、受験生にとって、少し解答しやすくなったと思われる。
探究活動に記載されている実験の内容、化学と人間生活も含め、教科書全体をまんべんなく学習しておこう。

 

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