河合塾
2016年度大学入試センター試験 分析
【生物基礎】

教科書に記載されている知識を問う問題が中心であったが、昨年は出題されなかった考察問題が2問出題された。

教科書の各分野よりバランスよく出題され、すべての問題がA・B分けされていた。設問16問のうち、13問が知識を問う問題、2問が考察を要する問題、1問が計算問題であった。

難易度 昨年並み
生物基礎受験生には見慣れない代謝における酵素のはたらきに関する考察問題が出題された。1問出題された計算問題は、受験生が苦手とする腎臓における濃縮率を求める問題であったが、昨年の第1問・問6の計算問題に比べれば正答率は高いだろう。また、文章選択問題の割合がやや低下し、1マークあたりの選択肢数もやや減少した。

出題分量
大問数は昨年と同じく3で、マーク数は昨年より1増加し17であった。総ページ数は13ページで、昨年より1ページ増加した。

出題傾向分析
生物と遺伝子、生物の体内環境の維持、生物の多様性と生態系の3分野からバランスよく出題されており、各大問がA・B分けされていた。教科書に記載されている知識を問う問題が中心であったが、昨年は出題されなかった考察問題が2問出題された。昨年3問みられた「適当なものを過不足なく選ぶ」タイプの問題は1問だけであった。

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