河合塾
2016年度大学入試センター試験 分析
【化学基礎】

教科書の学習内容の理解を問う基本的な問題が中心であるが、一部に、やや難しい計算問題や実験考察問題が含まれた。

昨年と設問数は同じであったが、マーク数が2増加した。正誤判定問題が2問から4問に、計算問題が3問から4問に増加した。昨年出題された「化学と人間生活」の設問はなかった。

難易度 難化
昨年と比べ、計算問題が増加し、複数の思考過程を要する問題も含まれていた。また実験の問題が2問あり、知識や考察力が必要であったため、昨年より難しくなった。

出題分量
マーク数が2増加したが、設問数は変わらず、全体としての分量は大きく変化していなかった。

出題傾向分析
昨年同様、教科書の全範囲から幅広く出題された。
知識問題では、基本的な知識の定着度が試された。計算問題では、教科書の問題で対応可能なレベルの問題もある一方、複数の思考過程を要する問題もあり、十分に演習していない受験生には難しかったであろう。実験に関する問題では、実験装置の扱い方に関する知識、実験データの分析力が必要であった。
来年の受験生は、探究活動に記載されている実験の内容も含め、教科書全体をまんべんなく学習しておこう。

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