河合塾
2015年度大学入試センター試験 分析
【日本史B】

例年通り、地図を利用した問題や史料・グラフの読解問題がみられた。
図版を利用した問題が減少した。
昨年に続き近現代の人物史(林芙美子)が出題された。
近代の文化史からの出題が目立つ一方、前近代の文化史が減少した。


昨年に続き、縄文時代が出題された。
外交史が増加した。
戦後史が減少した(独立回復後からの出題がほとんどみられなかった)。

難易度 やや難化
多くの受験生にとって苦手分野ともいえる近代の文化史からの出題が多かった。
難易度の高い設問がいくつかみられた。

出題分量
大問数・マーク数ともに昨年と同じ

出題傾向分析
大問数6題・マーク数36の全体構成は昨年と同じであった。分野としては、文化史が減少し、外交史が増加した。文化史は、近代からの出題は目立ったが、前近代(古代〜近世)からの出題が大幅に減少した。形式面はほとんど変わらないが、年代配列問題が若干減少した。使用された図版の枚数は昨年に比べ減少したが、地図を利用した問題や文字史料・統計資料の読み取り問題は例年通り多く出題されており、歴史資料をもとに考察させようとする姿勢は今年も維持されている。過去のセンター試験の問題と類似した設問やテーマもみられ、過去問演習を中心にしっかりと学習した受験生は高得点が可能である。

※1/17現在のコメントです。1/18 22:15頃更新される場合もあります。

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