河合塾
2015年度大学入試センター試験 分析
【地学】
大問7題で、第1問から第5問が必答問題、第6問と第7問が選択問題になっており、計6題を解答する形式であった。図を読み取る問題が多かった。
教科書の各分野からバランスよく出題されていた。選択問題を含めて約半分が旧課程地学Iと同一であった。
組合せ問題の一部(第1問 問2、第2問 問1、第3問 問3、第4問 問5、第5問 問4)に別解による部分点が設定された。
難易度
昨年までの旧課程地学Iの傾向が踏襲され、図や文章を正確に読み取らなければならない問題が多く、時間が必要であった。煩雑な計算を必要とするような問題はなかったものの、全体的な難易度は高かった。
出題分量
解答するマーク数は計30であり、昨年までの旧課程地学I(60分、100点、マーク数30)と同じであった。
出題傾向分析
固体地球、岩石・鉱物、地質・地史、大気・海洋、宇宙・天文の5分野のすべてから出題された。ただし、昨年までの旧課程地学Iの傾向から外れ、固体地球分野の設問数が増加し、岩石・鉱物分野の設問数が減少した。問題の選択によっては岩石・鉱物分野の問題を1題も解かないケースも生じ、地学基礎と同様に、岩石・鉱物分野の比重が低下した。内容的には昨年までの旧課程地学Iと同様に知識問題、読図問題、計算問題がバランスよく出題され、難易度は標準的であった。地学基礎の範囲のみで解答できる小問が6問あった。
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