河合塾
2015年度大学入試センター試験 分析
【生物】

大問7題中2題の「生命現象と物質」を扱った第6問と「生物の進化と系統」を扱った第7問が、選択問題であった。

必須問題の第4問と第5問は、「生態と環境」と「生物の進化と系統」の分野からの出題であり、高等学校における進度に配慮したものとはいえなかった。第2問の問3と第3問の問4・問5が、旧課程「生物I」と共通問題であった。

難易度 
問題のページ数や図表の数が多く、全体的な分量は60分の試験時間から考えると多かったと思われる。また、やや詳細な知識を問う問題や、紛らわしい選択肢が多かったため、難易度は高かったと思われる。

出題分量
解答する大問数は旧課程「生物I」より1題増えて6題となった。マーク数は選択問題のどちらを選ぶかによって31、もしくは32となり、昨年とほぼ同じであった。問題のページ数やリード文の行数、図表の数なども昨年とほぼ同じであり、全体的な分量は昨年の旧課程「生物I」と同様に多かった。

出題傾向分析
「生命現象と物質」、「生殖と発生」、「生物の環境応答」、「生態と環境」、「生物の進化と系統」の5分野から幅広く出題されており、選択問題となった第6問と第7問は、複数の分野にわたる複合的な問題であった。「生物基礎」の内容である免疫に関する知識問題も出題された。

※1/18 22:15頃更新される場合もあります。

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