河合塾
2015年度大学入試センター試験 分析
【化学基礎】
大問数2、総マーク数14。化学基礎の全分野から出題された。いずれも教科書の学習内容の理解を問う基本的な問題であった。
計算問題は3問でいずれも平易な内容であった。「化学と人間生活」からも出題された。
難易度
教科書の学習内容の基本的な理解を問う問題が多く、計算問題も含めて取り組みやすい内容であった。
出題分量
試験時間に対するマーク数は、昨年までの旧課程「化学I」と同程度であった。文章の正誤判定の問題が少なくなり、また、計算量も少なくなったので、30分で十分解答できる分量であった。
出題傾向分析
新課程「化学基礎」の初めてのセンター試験であったが、教科書の全範囲からまんべんなく出題された。出題形式は、旧課程「化学I」を踏襲したものであった。問題内容は、旧課程「化学I」と比べて思考力を要するものが少なく、易しかった。
知識問題では、基本的な知識の定着度が試された。計算問題は、教科書の問題で十分対応可能なレベルであり、化学量の計算、化学反応式を用いた量計算をしっかりと演習していた受験生にとっては、取り組みやすかったであろう。また、例年通り、日常生活に関わる物質についても出題され、教科書の「化学と人間生活」や「酸化還元反応の利用」の学習も重要であった。
来年の受験生にとっては、今年の「化学基礎」の問題だけでなく、旧課程「化学I」の過去の問題の演習も効果的な学習となる。
※1/18 22:15頃更新される場合もあります。
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