河合塾
2014年度大学入試センター試験 分析
【理科総合A】
大問でのA・B分けと会話文がなくなり、また多肢選択問題が減少した。
例年大問がAとBに分かれて出題されていたが、これがなくなった。また会話文もなくなった。昨年増加した3つの組合せを選ぶ問題が2問に減少した。
難易度 昨年並み
化学分野の問題がやや難化し、物理分野でも昨年以上に読解力が必要な問題が多かったが、各設問の選択肢の数が減ったことにより、総合的な難易度は昨年並み。
出題分量
大問数は昨年と同じ4題、設問数は3問減少して22問、マーク数は1減少して25となった。
出題傾向分析
例年通り、身近な物質や日常生活で目にする現象・器具を題材とする出題である。物理分野ではバンジージャンプと電気回路が取り上げられ、化学分野では、黒鉛、デンプン、鉄、ガラスなどの性質が小問集合として、また、二酸化炭素が様々な観点から取り上げられた。グラフや図を基に考えさせる思考力・読解力が必要な問題も多かった。バイオマスやリサイクルについても出題されており、物理・化学の基本的な知識を習得していくだけでなく、環境問題や資源・エネルギー問題などにも日頃から関心を高めておく必要がある。
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