河合塾
2012年度大学入試センター試験 分析
【地理B】
出題分野は昨年とほぼ同じであるが、統計の判定で迷う問題が多く、やや難化した。
出題分野は、自然環境、資源と産業、村落・都市と生活文化、北アメリカ、現代世界の諸課題、地域調査で、昨年とほぼ同じである。地誌では、昨年のアフリカが北アメリカに代わり、資源と産業では、一昨年、昨年と続いた鉱工業に代わり農牧業が出題された。
難易度 やや難化
昨年に比べ、統計の判定が難しい問題が多く、解答に要する時間も増えたため、やや難化した。
*地理歴史、公民の科目選択方法の変更、「倫理、政治・経済」の新設に伴い、地理歴史、公民の各科目の受験者数に変動があり、平均点が影響を受ける可能性がある。
出題分量
大問数は6、マーク数は35で昨年と同じである。大問ごとのマーク数も昨年とまったく同じである。
出題傾向分析
2007年以降、大問は、自然環境、資源と産業、村落・都市と生活文化、地誌、現代世界の諸課題、地域調査の6題で構成されている。地理のほぼ全分野から出題されており、統計表や統計地図、グラフなどの図表を多用し、単純な知識を問うのではなく、図表の読み取り能力や理解力を試す問題が中心となっている。地域調査の分野では、地形図の読図問題も定着している。
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