河合塾
2012年度大学入試センター試験 分析
【理科総合A】

大問数の4題が定着。

一昨年までの大問5題から、昨年、今年と大問数が4題になった。

難易度 昨年並み
メタンハイドレートや光ファイバーなど受験生になじみが少ない素材で戸惑ったと思われるが、グラフの読み取りや設問内容が易しく、数値計算が5問から4問へ減少したことで、昨年並みとなった。
※3グループ制の廃止に伴い、受験者数が減り、平均点は昨年より高くなる可能性がある。

出題分量
昨年同様、大問数は4題であった。解答マーク数に変化はない。計算問題が5問から4問に減少し、適当でないものを選ぶ問題が5問から2問になった。

出題傾向分析
身近な物質や日常生活で利用する道具や製品、目にする現象などを題材にした出題が中心である。今年は公園の遊具を用いた仕事とエネルギーに関する問題やカレー料理での科学的考察が必要な問題など工夫がなされていた。例年通り、実験結果の表やグラフの正確な読み取りや科学に関する正確な知識が必要であった。現在我々が抱えている環境問題やエネルギー問題、科学技術の利用など、日頃から理科に関する事象、資源、社会問題などに関心を高めていくことが必要である。

解答用紙の解答欄が変更になった。解答番号が昨年までの大問ごとから通し番号へ変更され、マークシートの選択肢番号の数も14個から9個に減った。<理科共通>

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