河合塾
2011年度大学入試センター試験 分析
【現代社会】

大問数、小問数に変化なく、「現代社会」の各分野からまんべんなく出題されている。全体としてやや易化した。

「現代の社会生活と青年」「現代の経済社会と経済活動の在り方」「現代の民主政治と民主社会の倫理」「国際社会の動向と日本の果たすべき役割」の4分野からそれぞれ出題されている。配点ウェイトも例年と比べ大きな変化はなく、領域がまたがる問題が含まれているが、おおよそ「政治・経済」領域から7割、「現代社会」固有分野から3割出題された。

難易度 やや易化
正しい論点と誤った論点が明確で、判定に迷う選択肢が少なく、きちんと学習を積み重ねていれば、得点できる問題が目立った。

出題分量
昨年と変化なし。

出題傾向分析
出題傾向は、昨年と変化なし。2009年に改正され2010年に全面施行された臓器移植法や、地上放送のデジタル化が取り上げられるなど、時事的話題となった事柄が取り上げられ、「現代社会」らしい出題となっている。その一方で、制度的・歴史的知識を問う問題も出題されている。また、図表問題も4題出題され、図表問題重視の傾向も変わっていない。また、そのうちの1つが、昨年出題されなかった「調べ学習」に関するものであった。

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