河合塾
2011年度大学入試センター試験 分析
【地理A】

マーク数は1つ減り、難易度はやや難化

大問のテーマは昨年と同様だが、地域調査の問題が第2問から第5問に移された。地理Bとの共通問題は、地域調査(第5問)の全6問のほか、地球的課題(第4問)にも2問みられた。

難易度 やや難化
図表の読み取り問題に昨年より難しいものが出題され、やや難化した。

出題分量
大問5題は昨年と同じ、マーク数は35で昨年より1つ減少した。減少したのは、地域調査(今年は第5問)で、全6問(昨年は全7問)。他の大問のマーク数は、昨年と同じ。組合せ解答は13問で、昨年(11問)よりやや多い。

出題傾向分析
大問のテーマは地理の基礎的事項、世界の結びつき、自然・生活・文化(地誌)、地球的課題、地域調査の5題で、現行課程入試の始まった2006年度以来、定着している。自然・生活・文化(地誌)では、日本の周辺地域が取り上げられることが多い(今年は東アジア、昨年は太平洋周辺地域)。各設問は、地理Aの指導要領に準拠している。使用された資料(地図、写真、図表など)は26点で、昨年とほぼ同じである。知識の暗記にとどまらず地理的な見方や考え方ができるかどうかを試す設問が多い。

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