河合塾
2011年度大学入試センター試験 分析
【世界史B】
時代整序問題が復活。文化史が増加。
時代整序問題が3問出題された。文化史を含む出題は8問あり,そのうち6問は文化史のみの内容であった。
難易度 昨年並み
前近代からの出題比率が高く,内容ではなく人名や用語の誤りが多いため,正答を導きやすい。一方で,受験生にとって学習が不十分になりやすい文化史が増加し,受験生が苦手とする年代から正誤を判定する問題が出題された。
出題分量
昨年と変化なし。
出題傾向分析
例年通り,各地域がまんべんなく出題されている。ヨーロッパ史とアジア史の割合はほぼ同じ。文化史のみの問題は6問出題され,昨年よりも大幅に増加した。昨年出題されなかった時代整序問題が復活した。昨年出題された地図中の位置から都市名を判断して解答させる問題は出題されず,地図問題は,地図上の領域から王朝を判断させる出題であった。昨年と同じく世紀や年号を問う出題が多かった。単純な語句選択の問題はなかった。
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