河合塾
2011年度大学入試センター試験 分析
【日本史B】

経済史・文化史からの出題が多い。

原始時代からの出題は今年もみられなかった。
戦後史の設問が昨年に比べて増加した。プラザ合意(第6問)やイラクのクウェート侵攻(第1問)といった1980年代半ば以降の事項を扱う出題がみられた。

難易度 昨年並み
多くの受験生が苦手とする経済史・文化史からの出題が多く、昨年は5割を占めた政治史の問題が大幅に減少した。

出題分量
大問数・マーク数ともに昨年と同じ。

出題傾向分析
大問数6題・マーク数36の全体構成は昨年と同じであった。近年の政治史中心の出題傾向が変化し、経済史・文化史からの出題が多かった。文字史料や図版・統計資料の読み取り問題も継続して出題されており、歴史資料をもとに考えさせようとする姿勢が今年も維持されている。全体的には昨年並みの難易度であるが、過去のセンター試験の問題と類似した設問・テーマもみられ、過去問演習を中心にしっかりと学習していた受験生には高得点が可能である。

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