河合塾
2011年度大学入試センター試験 分析
【理科総合A】
大問数が5題から4題に減少した。
今まで大問数5題で定着していたが、今回初めて大問数が4題となった。マーク数は変化しなかったが、全体の文章量は減少した。
難易度 やや難化
グラフ、実験考察の問題が減少し、昨年出題された物理と化学の融合された思考力を要する問題がみられなかった。小問集合で出題テーマが多岐にわたり、幅広い知識が必要であり、また数値計算では単位合わせでうっかりミスをする可能性が十分にあるため、難易度は昨年よりやや難化した。
出題分量
大問数が5題から4題に変化。マーク数に変化はなかったが、文章量は減少し、読みやすかった。
出題傾向分析
身近な物質や日常生活で利用する道具や製品、目にする現象などを題材にした出題が中心である。知識だけではなく、実験結果の表やグラフに基づいて考察し、計算するなど思考力も必要である。今年のように単に知識を問う問題が出題されることもあり、知識を正確に整理しておくことも大切である。また、今年は出題されなかったが、現在我々が抱えている環境問題やエネルギー問題、科学技術の利用など、日頃から理科に関する事象、資源、社会問題などに関心を高めていくことを心掛けておこう。
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