河合塾
2010年度大学入試センター試験 分析
【現代社会】
図表問題の出題形式が変化。
昨年の図表問題は、容易に正解を確定できる問題であった。今年は図表問題が2問出題され、解答番号15の図表問題は、昨年までとは異なり、「正しい記述はない」など、正文・誤文の数を特定しない出題形式となっている。また、解答番号35の図表問題は、論理的思考力を必要とする出題形式である。
難易 昨年並み
昨年同様、教科書の基本事項を問う設問が中心となっている。
出題傾向分析
大問数は6題、設問数は36問で、昨年と変わらなかった。出題分野も昨年とほぼ同じで、政治分野、経済分野(国民福祉を含む)、国際分野、現代社会固有分野(現代に生きる私たちの課題及び現代社会と青年)の各分野からまんべんなく出題されている。図表問題は昨年の2問から3問に増えたが、そのうちの一つは市場機構に関するグラフ問題で、実質的には2問といえる。全般に、一般常識で解答できる問題は少なく、学習の成果を測るのに適した問題となっている。
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