河合塾
2010年度大学入試センター試験 分析
【地理B】
出題分野は昨年とほぼ同じで、難度度は昨年並み。
出題分野は、自然環境、地域調査、資源・エネルギーと産業、村落・都市と生活文化、ヨーロッパ地誌、現代世界の諸課題で、昨年と比べると農林水産業が資源・エネルギーと産業に、自然環境、地域調査、地誌で対象地域が変化した程度である。昨年はマーク数が一つ増えて37となったが、今年は一昨年以前と同様の36に戻った。また、第1問と第4問での問題のA・B分割は、'05年以来の出題である。
難易 昨年並み
中国の工業やOECD加盟国の労働時間に関する図の読み取り問題など、判断に迷う問題もみられるものの、平易な問題も多いため、難易度は昨年並みである。
出題傾向分析
現行課程となった'07年以降、大問は、自然環境、地域調査、資源と産業、村落・都市と生活文化、地誌、現代世界の諸課題の六つのテーマで構成されており、教科書に準拠した地理学習のほぼ全分野から出題されている。単純な知識を問うのではなく、統計地図やグラフなどの図表を多用し、その読み取り能力や理解力を試す問題が中心である。地形図の読図問題も定着している。
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