河合塾
2010年度大学入試センター試験 分析
【日本史B】

6択の年代配列問題が昨年より増加した。
外交史が減少し、文化史が増加した。


原始時代からの出題はみられなかった。
戦後史の設問が減少し、扱われている時期は1970年代前半までであった。
X・Yの2文正誤判定問題が大幅に減少した。


難易 昨年並み
受験生が苦手とする2文正誤判定問題が減少する一方、一般に正答率が低い6択の年代配列問題が増加したことなどから、難易度に大きな変化はない。

出題傾向分析
大問数6題・マーク数36の全体構成は昨年と同じであった。近年の政治史中心の出題傾向が今年も続く一方、外交史が大幅に減少し、文化史が増加した。文字史料や図版・統計資料の読み取り問題も継続して出題されており、歴史資料をもとに考えさせようとする姿勢が維持されている。全体としてみれば、受験生の学力がきちんと得点に反映される良問である。
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