河合塾
2010年度大学入試センター試験 分析
【理科総合A】

第2問の物体にはたらく力と、第5問で小問集合が初めて登場した。

例年、エネルギーに関する問いが主流であったが、今回、初めて物体にはたらく力についての問題が登場した。
第5問の物質と人間生活の分野が小問集合の形式で出題された。

難易 やや易化
物質と人間生活の分野は思考力を必要とする問題が減り、知識問題が多く、数値計算も昨年より易しく、まぎらわしい選択肢も少なかった。エネルギー・資源と人間生活の分野においても、実験結果のグラフをしっかり読み取れれば解答できる問題が多かった。

出題傾向分析
身の回りの物質や日常生活で利用する製品、目にする現象などを題材にした出題が中心である。知識だけでなく、実験結果の表やグラフに基づいて考察し計算するなど、思考力も必要である。現在、我々がかかえている環境問題やエネルギー問題、科学技術の利用など、日頃から理科に関連する社会問題、事象、資源などに関心を高めておくことが大切である。
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