河合塾
2006年度大学入試センター試験 分析
【地理A】
地理Bとの共通問題が大幅に減少,地理Aの独自性が鮮明に。
難易 難化
図表の判定問題などで,判断の根拠を見出しがたいものが増加したこと,昨年に比べより踏み込んだ知識を必要とする問いが増えたこと,以上2点が難化の理由である。
出題傾向分析
昨年までは地理Bとの共通問題が全体の40%を占めていたが,今年は配点の10%のみと大幅に減少し,地理A独自の問題が大半となった。これらの設問は,各社の地理A教科書によく即したものとなっている。新課程でも従来同様,地理的なものの見方,考え方が重視されており,今年の本試験でも,地図や資料を用いた問題が多く,自然環境に関する問題は大幅に減少した。なお,地理の基本的事項に関する第1問は,従来にないテーマであり,地球の大きさなどの基礎的事項と景観写真の読み取りなど地理的技能に関する問いを含んでいた。
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