河合塾
2005年度大学入試センター試験 分析
【日本史A】

前近代は易化。戦後史でグラフ読み取り問題が出題された。

難易度 やや易化
第1問のテーマ史は前近代の貨幣史であったが、設問は昨年に比べて易しく、また日本史Bとの共通問題である第2問・第3問も取り組みやすかった。その一方で、第4問はグラフ読み取り問題が出されるなどやや難しかった。

出題傾向分析
前近代と近現代との比率は昨年と変わらなかった。昨年数多く出題された外交史からの出題が特に近現代で大幅に減少し、前近代の文化史からの出題もほとんどなかった。その一方で、政治史からの出題が大幅に増加したため、分野としては受験生には取り組みやすかったと思われる。戦後史からの出題は6問と変わらなかったが、その範囲は日本史Bが高度経済成長期までの出題であったのに対し、1980年代まで出題されている。問題形式としては、写真・地図・グラフが用いられている。
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