河合塾
2005年度大学入試センター試験 分析
【国語I】
現代文(小説)は、設問の大半が表現に関わる問題。
漢文はズバリ的中! 2004年度河合塾テキスト基礎シリーズ 漢文総合α ・漢文論述 第11講
難易度 昨年並み
現代文(評論)は、文章・設問ともに昨年並み。
現代文(小説)は、文章量が減少し内容も読みやすくなったが、設問の意図が理解しにくいものがあり、全体としては昨年並み。
古文は本文が読みやすく、選択肢に紛らわしいものがない。
漢文は本文に比喩が含まれているため内容の読解が難しい。
出題傾向分析
現代文(評論)は、昨年は哲学論だったが、今年は芸術論が出題された。
現代文(小説)は、昨年は終戦直後を舞台にした小説であったが、今年は夫を介護している婦人と医師との交流を扱った小説。なお、南木佳士の作品による出題は、国語Tとしては二度目。
古文は教訓を主題とする中世の説話から出題された。ここ数年は難化傾向であったが、今年は難化以前の国語Tのレベルに戻った。
漢文は、琴の評価を通して、うわべしか見ない世の中を嘆く話である。単に話の展開を読み取るだけでなく、この喩(たと)え話に込められた作者の真意を読み取ることがポイントとなっている。内容の読解が難しく、昨年に比べてやや難化した。
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