河合塾
分析コメント
【地理B】

過去最低の平均点となった昨年に比べ易化。

易化
昨年のように細かい知識が要求されておらず、判断に迷う設問も少なくなった。
五つの大問は、自然と生活、農業、地誌、都市・人口、地域調査で構成され、昨年と類似した分野が出題された。単純な用語や地名を問うのではなく、図表を多用して地理的理解力を試すという出題傾向は例年通りで、今年も第1問の昭和基地を中心とした正距方位図法、第4問の東京大都市圏における老年人口率の分布図のように、受験生が見慣れない図が用いられた。一方、問題の難度は昨年に比べかなり易化した。これは、受験生が苦手とする発展途上国について正確で細かい知識を要求した昨年の平均点が過去最低となったことを踏まえたものと思われ、昨年みられた選択肢が五つの問題も姿を消した。
[0]戻る
Copyright 2004 Kawaijuku Educational Institution.