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世界史A [分析] 2020年度大学入試センター試験速報 | 大学入試解答速報

昨年より1問減少したが、地図やグラフなど出題形式は例年通りであった。

大問数は4題で変化はなかったが、小問数は昨年の33問から32問に減少した。

難易度

昨年並み

前近代からの出題が増えたが、消去法を用いることのできないa・b正誤の組み合わせ問題が減った。また、4文正誤問題が増えたものの、誤りが明らかなものが多かった。

出題分量

昨年より1問減少した。

出題傾向分析

例年通り地図問題、グラフ問題が出題された。また世界史Aが重視する日本と諸地域との関係、女性関連の出題、地域間の交流・交易が出題された。

2020年度フレーム(大問構成)

大問 分野 配点 マーク数
1 王朝や君主 28 9
2 産業や労働 28 9
3 植民地とそれをめぐる対立や抗争 22 7
4 法と規範 22 7
合計 100 32

2019年度フレーム

大問 分野 配点 マーク数
1 戦争と軍隊 28 9
2 人・モノ・文化の交流 30 10
3 食べ物 21 7
4 国家と指導者 21 7
合計 100 33

設問別分析

第1問

問7は中国王朝の領域を判断させる問題であったが、地図情報だけで解答させる問題で、やや難しかった。

第2問

問9で第二次世界大戦後の中華人民共和国の死亡率の推移を示すグラフを用いて死亡率と政策との関連を問う問題が出題された。大躍進政策によって大量の死者が出たことを判断できるかどうかがポイント。

第3問

問5ではウッドストック=ロックフェスティバルがアメリカで開催されたことに気づけば、容易に正解できる。

第4問

問1で勘合貿易、問3で日本における律令制の導入といった、日本と中国との関係が問われており、世界史Aの傾向をよく反映している。

過去の平均点の推移

19年度 18年度 17年度 16年度 15年度
47.6 39.6 42.8 42.1 47.4