リスニング [分析] 2020年度大学入試センター試験速報 | 大学入試解答速報
出題傾向に大きな変化はない。第2問で応答表現の多様性が求められたが、全体に場面状況は理解しやすかった。
設問総数(25問)は同じで、読み上げ文は約20語、印刷された質問・選択肢の総語数は約50語減り、読み取りの負担は若干和らいだ。
難易度
昨年並み
音声も全体的に聴き取りやすく、第1問の計算に関する問題が取り組みやすかったが、第2問の応答表現がやや難しかった。
出題分量
マーク数、配点は昨年と同じ。読み上げられた英文の総語数は1,142語(昨年は1,165語)。質問・選択肢の総語数は597語(昨年は645語)。
出題傾向分析
音声を正確に聴き取り、聴き取った情報を他の表現に言い換える力に加え、選択肢を素早く読み取り、情報を整理するスキルが必要である。
2020年度フレーム(大問構成)
大問 | 分野 | 配点 | マーク数 | word数 | テーマ |
1 | 対話文イラスト選択問題 | 12 | 6 | 26/5 | 問1 パンダの姿勢と位置 |
30/7 | 問2 女性が選んだフライト | ||||
29/28 | 問3 パンフレット完成に必要なもの | ||||
30/25 | 問4 明日のパーティーで女性は何をするか | ||||
28/7 | 問5 男性が所有しているDVDの数 | ||||
27/6 | 問6 サーモンの漁獲量の変化 | ||||
2 | 対話文応答完成問題 | 14 | 7 | 24/16 | 問7 マフィンの美味しさの秘密 |
31/28 | 問8 クリニックの予約時間 | ||||
28/4 | 問9 社交辞令 | ||||
27/22 | 問10 レストランに置き忘れたかもしれない財布 | ||||
25/22 | 問11 女性の通学の仕方 | ||||
25/26 | 問12 その小説,読む価値がある? | ||||
27/21 | 問13 満点に届かなかったテスト結果 | ||||
3 | A 対話文質問選択問題 | 12 | 3 | 47/34 | 問14 スーパーのレジ袋の有料化 |
50/26 | 問15 講義から学んだ「幸福になるための方法」 | ||||
49/24 | 問16 コンピューター研究室の場所 | ||||
B 対話長文ヴィジュアル型質問選択問題 | 3 | 144/105 | 問17〜19 男性の夏休みのアルバイト | ||
4 | A モノローグ長文内容把握問題 | 12 | 3 | 198/100 | 問20〜22 お茶と時間に見る日本とネパールの文化の違い |
B 会話長文質問選択問題 | 3 | 297/91 | 問23〜25 Davidが通い始めたギター教室 | ||
合計 | 50 | 25 |
2019年度フレーム
大問 | 分野 | 配点 | マーク数 | word数 | テーマ |
1 | 対話文イラスト選択問題 | 12 | 6 | 30/6 | 問1 新しい漫画キャラクター |
30/18 | 問2 ヨーロッパ旅行の日数 | ||||
27/23 | 問3 夏休みに女性がしたこと | ||||
30/22 | 問4 塩はどこにあるか | ||||
30/16 | 問5 テニスコートの利用時間と料金 | ||||
28/8 | 問6 賛否を決めかねているメンバーの説得 | ||||
2 | 対話文応答完成問題 | 14 | 7 | 29/28 | 問7 再びスマホの画面を破損 |
30/38 | 問8 繁忙期に休暇の申請 | ||||
30/14 | 問9 外交官の無料講演が残り数席 | ||||
28/25 | 問10 試合に遅れそうだが信号は守るべき? | ||||
28/29 | 問11 パーティーの開始時間に合わせ図書館を出る | ||||
28/26 | 問12 ピザを取りに行くと20パーセントお得 | ||||
29/31 | 問13 夜行バス乗り場はどこか | ||||
3 | A 対話文質問選択問題 | 12 | 3 | 50/23 | 問14 待ち合わせに女性が遅れた理由 |
48/33 | 問15 スカートを作れる友人を紹介 | ||||
48/25 | 問16 休憩で男性が用意する飲み物 | ||||
B 対話長文ヴィジュアル型質問選択問題 | 3 | 144/60 | 問17〜19 博物館で男性が訪れる常設展と特別展 | ||
4 | A モノローグ長文内容把握問題 | 12 | 3 | 203/114 | 問20〜22 補助輪なしでの初めての自転車練習 |
B 会話長文質問選択問題 | 3 | 295/106 | 問23〜25 保護施設の犬の里親になる | ||
合計 | 50 | 25 |
- 注)word数は、問題文/設問選択肢です。
設問別分析
第1問
対話を聞き、質問の答えとして最も適切なイラスト、数字、文字情報などを選ぶ問題。時刻や数の問題は、それほど複雑な計算を必要とせず、取り組みやすかった。昨年同様グラフを用いた問題が出題されたが、昨年は4つのグラフであったのに対し、今年は複数の情報が一つのグラフに盛り込まれていたので、やや読み取りにくかった。
第2問
読み上げられた対話に続く応答を選ぶ問題。選択肢は昨年と比較してやや短いものが多かったが、場面に応じた応答表現の多様性が求められ、やや難しい問題もあった。
第3問
A:対話を聞いて、質問の答えとして最も適切な選択肢を選ぶ問題。状況把握がしやすく、聴き取りのポイントが絞りやすかった。
B:質問選択型。複数の情報を聴き取り、取捨選択する能力が問われる問題。昨年同様ポスターに近い形式で、今年は4つの広告が掲載された。また、選択肢が昨年と比べてやや長くなったが、無理のない言い換え表現を基にした問題だった。
第4問
A:長めの英文1題。昨年同様エッセイが出題された。質問文から聴き取るポイントを絞りやすかった。また、3つの設問の選択肢に共通の単語があったため、内容を推測するのに大いに手掛かりとなった。
B:3人の会話を聞いて質問に答える形式。各設問の選択肢に共通部分があったため、選択肢を読み取る負担が少なく、的を絞った聴き取りができたと思われる。
19年度 | 18年度 | 17年度 | 16年度 | 15年度 |
31.4 | 22.7 | 28.1 | 30.8 | 35.4 |