河合塾
2018年度大学入試センター試験 分析
【倫理,政治・経済】

マーク数が昨年より1減少。安全保障関連法など時事的動向も出題。

大問数は昨年と同じだが、マーク数は倫理分野で昨年より1減少した。本文および設問はすべて単独科目の「倫理」「政治・経済」からの転用であった。政治・経済分野では、安全保障関連法や防衛装備移転三原則、電力の小売の自由化など時事的動向を意識した問題も出題された。

難易度 やや易化
倫理分野の設問を中心に複雑な選択肢構成の設問が減ったことから、比較的取り組みやすくなった。全体の難易度は昨年と比べやや易しくなった。

出題分量
大問数6題(倫理分野3題、政治・経済分野3題)は昨年と同じ。マーク数は昨年の37から1減少して36となった(倫理分野は1つ減少して18、政治・経済分野は昨年と同数の18)。配点のバランスも昨年と変化なし(倫理分野50点、政治・経済分野50点)。

出題傾向分析
昨年と同様、倫理分野、政治・経済分野ともに、その多くが教科書の範囲内の知識で対応できる設問となっている。倫理分野では、資料文読解問題が昨年よりも1問増えて2問となったが、昨年まで出題されていたグラフ読解問題がなくなった。政治・経済分野では、本文の空欄を補充する問題が昨年に続いて2題出題されたほか、図表を活用する問題がそれぞれの大問で出題された。

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