河合塾
2018年度大学入試センター試験 分析
【化学】

昨年度に比べて解きやすい設問が増え、全体的に取り組みやすくなった。

電気伝導度を利用した中和滴定は目新しかった。また、硫酸塩の化学式の決定は思考力を要する。

難易度 やや易化
思考力を要する設問もあったが、全体としては基本事項に関する設問が多く、また、煩雑な計算問題もなかったため、難易度は昨年よりやや易しくなった。

出題分量
マーク数は28、小問数は25で、昨年のマーク数35、小問数27よりいずれも減少した。全体として分量はやや減少した。

出題傾向分析
「化学基礎」を含む化学の全範囲から出題された。第1問が物質の構成、物質の状態、第2問が物質の変化と平衡で、いずれも理論分野からの出題、第3問は無機物質、第4問は有機化合物、第5問から第7問までは合成高分子化合物、天然有機化合物からの出題で、全体の構成は昨年と変化はなかった。教科書に記載されている基本事項に関する設問が中心であるが、電気伝導度による中和滴定、金属の硫酸塩の化学式の決定、不飽和アルコールの分子式の決定など、目新しい問題や思考力を要する問題も出題された。

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