河合塾
2018年度大学入試センター試験 分析
【物理】

選択問題は力学分野と原子分野であった。問題の分量は増加した。

例年どおり選択問題の第6問には原子分野が出題されたが、第5問は力学分野であった。設問数・マーク数は変わらなかったが、組合せ問題が増加し、また時間をかけて丁寧に考えないと正解できない問題が増加したため、解答時間に余裕はなかったであろう。

難易度 昨年並み
一見して解答の方針が立てられる問題や、知識だけを問う問題が少なくなり、状況を正確に把握し、式を立てて計算を行わないと正解できない問題が増加した。しかし、部分点が与えられたこともあり、平均点はほぼ昨年並み。

出題分量
設問数、マーク数は変わらなかった。しかし、組合せ問題の数は10問であり、昨年に比べてほぼ倍増したため、実質的な分量は増加した。

出題傾向分析
必答問題は小問集合、電磁気、波動、力学・熱の4題で、選択問題は力学と原子から1題を選択するという構成であった。 選択問題のうちの1題は原子が継続して出題されているが、もう一方の1題では熱、波動、力学がこれまでに出題されており、定まっていない。また、選択問題は例年取り組みやすい問題が多かったが、本年はやや難しかった。

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