河合塾
2017年度大学入試センター試験 分析
【日本史A】

現行課程入試2年目の今年は「現代の諸課題に着目して考察させる」という現行課程の視点が強まった。

例年通り、図版・地図・統計などを用いた出題が多くみられた。とくに、漫画・アニメの図版とその当時の経済動向を関連させて問う意欲的な出題が見られた。
幕末からの出題は、昨年は「日米修好通商条約」のみだったが、今年は第2問・第3問で政治・社会の動向を扱った問題が複数みられた。

難易度 昨年並み
石橋湛山内閣・減量経営・『国体の本義』などセンター試験としては詳細な知識が問われ、また史料・統計の読み取りも本格的で、例年通り難しかった。

出題分量
大問数は5題、マーク数は32で、昨年同様だった。

出題傾向分析
時代では、大正から昭和戦前が、昨年の12題から7題に減少し、その他の時期がそれぞれ微増した。出題された最も古い時期は徳川家茂・島津久光、最も新しい時期はバブル経済(ただしグラフでは1999年まで)。
分野では、政治・社会経済がやや増加し、外交・文化がやや減少した。

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