2018年度大学入試センター試験 物理基礎 [分析]
グラフ選択問題が復活した。

昨年出題されなかったグラフ選択の問題が復活した。また、昨年まで出題されていた発電に関する問題がなくなった。
難易度 やや易化
知識を問う問題や公式を単純に当てはめる問題が増え、計算量は減った。

出題分量
出題形式・設問数・マーク数は変わらず、全体の分量は変化していない。

出題傾向分析
小問集合1題と、A、B分けされた分野別問題2題の、大問3題構成。
例年通り、基本的な知識問題、数値計算問題、文字計算問題、定性的に考察する問題がバランスよく出題された。
小問集合ではさまざまな分野から出題され、幅広い学習を問われている。
2018年度フレーム(大問構成) 2017年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ 大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1
小問集合
20
5
各分野の基本問題
1
小問集合
20
5
各分野の基本問題
2
様々な物理現象とエネルギーの利用
15
4
A うなり
B 電気抵抗とジュール熱
2
様々な物理現象とエネルギーの利用
15
4
A 弦の振動とうなり
B 電流回路とジュール熱
3
物体の運動とエネルギー
15
4
A 鉛直投げ上げと相対運動
B 滑車にかけられた3物体の力のつり合いと運動方程式
3
物体の運動とエネルギー
15
4
A 力のつり合いと力学的エネルギー保存
B 2物体の運動方程式と運動エネルギー
合計  50 13 合計  50 13
■設問別分析
第1問
さまざまな分野からの小問集合。 基本的な知識・理解を問う問題である。
問1は小物体に加えた力がした仕事を求める問題。重力による位置エネルギーの変化を答えればよい。
問2は3本のひもでつながれた物体の力のつり合いを考える問題。
問3は帯電の仕組みについての知識を問う、3つの語句の組合せ問題。
問4は音の伝わる時間についての問題。空気中の音速の値が知識として問われた。
問5は熱量の計算問題。
問4、問5は数値計算を要する。
例年出題されていた発電に関する問題がなくなり、力学分野から2問出題された。
小問集合では、幅広く基本的な知識や考え方が問われるので、教科書の全範囲をまんべんなく学習しよう。また、公式だけではなく、図やグラフなども合わせた学習を心がけよう。
第2問
A うなりに関する問題。問1はうなりを表す合成波の時間と変位のグラフと、うなりの周期を表す時間間隔を選ぶ組合せ問題である。問2はうなりの周期を表す式を求める問題である。教科書に記載されている図、グラフ、式を丁寧に学習しておけば対応できる。
B 電気抵抗に関する問題。問3は1.0秒間に発生するジュール熱から抵抗値を求める数値計算問題である。消費電力の公式を正しく用いることがポイント。問4は抵抗率と抵抗値の関係式を用いて、各抵抗の抵抗値を数値計算し、大小を比較する問題。教科書に記載されている公式は、単位も含めて正確に理解しておくことが大切である。
第3問
A 落体の運動についての問題。問1は鉛直投げ上げ運動の基本問題である。問2は斜方投射と相対運動についての問題。小球と台車の速度の水平成分が、常に等しいことに気づくことがポイント。
B 滑車にかけられた3物体の問題。問3は力のつり合い、問4は運動方程式の問題である。物体B、Cを一体と考えると解きやすい。今年は、力学的エネルギーについての出題はなかったが、力学については全範囲をしっかり学習し、典型問題を確実に解けるようにしよう。
■過去の平均点の推移
17年度 16年度 15年度
29.7  34.4  31.5 
※今年度の予想平均点速報はこちら
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