2016年度大学入試センター試験 世界史A [分析]
新課程を反映して、昨年よりも日本史関連の出題がやや目立った。
大問が3題から4題に増加したが、マーク数は昨年と同じ33であった。

大問が増えたため扱われるテーマが増えた。
難易度 昨年並み
単純な単語選択問題が減った一方で、正答率の低くなりがちな2文の正誤組合せ問題も減った。

出題分量
昨年と変化なし。

出題傾向分析
昨年4割程度の出題であった4文の正誤判定問題が、今年は6割程度出題された。
昨年出題されたグラフを読み取る問題がなかった。
近現代からの出題は6割程度で昨年と同様であった。
前近代の農業や交易など、社会経済史を扱った問題が目立った。
2016年度フレーム(大問構成) 2015年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 大問 分野 配点 マーク数
1
世界史上の国家の再編や建設
27
9
1
世界史上のマイノリティー
34
11
2
世界史上の農耕や農作物
31
10
2
世界史上の人間と動物とのかかわり
33
11
3
世界史上の移住や移民
21
7
3
世界史上の社会運動や民族運動
33
11
4
世界史上の外交や国際関係
21
7
4
合計  100 33 合計  100 33
■設問別分析
第1問
問2では、ムッソリーニ政権の成立が世界恐慌前で、ヒトラー政権の成立が世界恐慌発生後であること、問9では労働党の成立が20世紀で、19世紀は保守党と自由党の二大政党制であったことを理解できているかが解答の鍵となった。時代の流れを意識した学習が重要。
第2問
問2では中央アジアにおける交易、問5では古代の農業地域、問10では現代の経済政策が出題され、社会経済史からの問題が目立った。政治史だけでなく、社会経済史に関しても古代・現代を含めて整理しておくことが重要。
第3問
問2では東欧からのアメリカ合衆国への移民、問5ではアイヌや琉球王国の貿易に関する問題が出題された。また問7ではパレスチナやルワンダの難民が問われた。人の移動や貿易に関する記述も意識して学習したい。
第4問
Aのリード文で日普修好通商条約が扱われ、問2では日米和親条約・日英同盟・日清修好条規・日ソ共同宣言が出題された。これらは新課程を反映していると考えられる。「世界史の中の日本」を意識した学習を心がけたい。
■過去の平均点の推移
15年度 14年度 13年度 12年度 11年度
47.4  47.8  46.7  43.6  48.4 
※今年度の予想平均点速報はこちら
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