2016年度大学入試センター試験 化学基礎 [分析]
教科書の学習内容の理解を問う基本的な問題が中心であるが、一部に、やや難しい計算問題や実験考察問題が含まれた。

昨年と設問数は同じであったが、マーク数が2増加した。正誤判定問題が2問から4問に、計算問題が3問から4問に増加した。昨年出題された「化学と人間生活」の設問はなかった。
難易度 難化
昨年と比べ、計算問題が増加し、複数の思考過程を要する問題も含まれていた。また実験の問題が2問あり、知識や考察力が必要であったため、昨年より難しくなった。

出題分量
マーク数が2増加したが、設問数は変わらず、全体としての分量は大きく変化していなかった。

出題傾向分析
昨年同様、教科書の全範囲から幅広く出題された。
知識問題では、基本的な知識の定着度が試された。計算問題では、教科書の問題で対応可能なレベルの問題もある一方、複数の思考過程を要する問題もあり、十分に演習していない受験生には難しかったであろう。実験に関する問題では、実験装置の扱い方に関する知識、実験データの分析力が必要であった。
来年の受験生は、探究活動に記載されている実験の内容も含め、教科書全体をまんべんなく学習しておこう。
2016年度フレーム(大問構成) 2015年度フレーム
大問 分野 配点 マーク数 テーマ 大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1
物質の構成
25
8
同位体、分子やイオンの電子対、周期表と元素の性質、化学結合、化学量計算、気体の発生と捕集法、元素の検出、混合物の分離
1
物質の構成
25
7
単体と化合物、原子やイオンの電子配置、物質の三態、電子式、分子の極性、化学結合、化学と人間生活
2
物質の変化
25
8
物質量、化学反応式と量的関係、溶液の濃度、中和滴定、塩の性質、酸化還元、電池
2
物質の変化
25
7
化学量、化学反応式と量的関係、溶液の濃度、酸・塩基・塩、酸化還元反応
合計  50 16 合計  50 14
■設問別分析
第1問
同位体、分子やイオンの電子対、周期表と元素の性質、化学結合、化学量計算、気体の発生と捕集法、元素の検出、混合物の分離から出題された。問2は、電子式が理解できていることが必要であった。問5は、合金中のスズの物質量を計算する問題で、複数の思考過程が必要であった。問6は、ふたまた試験管の使い方を知らなかった受験生には厳しい問題であった。
基本事項をきちんと確認し、問題を解くことで、知識を定着させておくことが大切である。
第2問
物質量、化学式の決定、溶液の濃度、中和滴定の指示薬、塩の水溶液の性質、酸化還元反応、電池から出題された。問2は、元素分析の結果から有機化合物の化学式を求める問題で、教科書の本文や問題では扱われていない内容であるが、各元素の物質量に注目することがポイントであった。問4は、中和滴定の実験データの表から中和点を読み取る問題で、実験結果を考察する力が必要であった。問6は、酸化還元反応でないものを選ぶ問題であるが、反応式が示されていないため、やや難しい。問7は、電池の仕組みを理解していれば正答できる。
酸と塩基、酸化還元の基本事項を整理した上で、化学量の計算問題も含め、十分に演習しておきたい。
■過去の平均点の推移
15年度
35.3 
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